札幌駅北口から徒歩10分ほどの所に、歴史を感じさせる木造建築「清華亭(せいかてい)」があります。
明治4年(1871年)に札幌初の公園「偕楽園」が作られましたが、明治13年(1880年)「偕楽園」の中に開拓使の貴賓接待所として「清華亭」が建てられました。「清華亭」は、明治天皇の北海道行幸(ぎょうこう)の際の休憩所として利用された由緒ある建物です。
北海道には開拓時代の建築物が数多く残っていますが、「清華亭」もその代表的な建築物の一つです。観光名所となっている時計台や中島公園の豊平館は移築されていますが、「清華亭」は建築時と同じ場所に残された貴重な建築物でもあります。
外観は洋風を思わせますが、内装は和室と洋室の和洋折衷様式となっています。
和室は畳と縁側からなり、床の間には掛け軸が飾られています。壁には染みなどができており、少々古めかしさも感じますが、それも味と言えるでしょう。
窓ガラスも古い風合いのあるもので、独特のゆがみが見受けられます。木枠とともに、こういった細部を見ることで味わいを感じることができます。
洋室の床には赤い絨毯が敷かれ、出窓やシャンデリアを配した趣のある作りとなっており、現在は歴史の変遷やミニチュア建築物などの記録資料が展示されています。
和風の庭園には、モミジやツツジや姫林檎などが植えられており、落ち着いた気持ちにさせてくれます。ポートレート撮影にもピッタリですね。
【住所】
札幌市北区北7条西7丁目
【営業時間】
9時〜17時
【定休日】
年末年始
【料金】
無料
【駐車場】
なし
【お問い合わせ】
011-746-1088(警備員詰所)
【公式サイト】
札幌観光協会
【アクセス】
JR札幌駅北口から徒歩約10分
( model : カラオケバトル、北海道の純朴娘でお馴染みの 生田瑚桃 さん )