札幌駅から西へ15分、北海道大学植物園西側のマンションが立ち並ぶ閑散とした地に、ミニ大通り公園があります。夏季には木々の緑が生い茂り、季節によっては桜や藤の花なども咲き、900m程続く公園は近隣に住む人たちの憩いの散歩道ともなっています。
そんなミニ大通り公園の東端に「Cafe倫敦(ロンドン)館」があります。コンクリートの建物に大きな窓を配したお洒落な外観は、一目見て普通のカフェとは異なる印象を受けます。それもそのはず、創業は1976年(昭和51)、老舗の風格を感じるカフェは、店の作りとインテリアへはとことんこだわりを持っています。
入口へ続く階段を上り、重厚なドアを開け店内に入ると、無垢材の床やレンガの壁、螺旋階段とこだわり具合が伝わってきます。
家具はアンティークで、創業時にマスターがロンドンへ買い付けに行ったそう。特に大正11年製のアンティークレジは、実際にレジとして使用されているから驚きです。そして、店名の倫敦館の由来はアンティーク家具の買い付け地にあり、創業当初からのこだわり具合に心惹かれます。
螺旋階段を上がり2階へ行くと、大きな窓から優しい光が差し込み、ジャズが流れる店内にゆったりと浸ることができます。
歴史ある喫茶店らしく、メニューは昔ながらの懐かしいナポリタンやミックスサンドウィッチなどを食べることができます。
2階から吹き抜けを通して見る1階カウンター。これだけでも絵になります。
アイスコーヒーは、オリジナル瓶入り。
ひとりで自分の時間を過ごすのも良し、大切な人と大切な時間を過ごすのも良し。私自身、大のお気に入りのまさに隠れ家的なカフェとなっています。
【住所】
北海道札幌市中央区北4条西11丁目75
地下鉄東西線 西11丁目駅から徒歩11分程
(札幌駅、JR桑園駅からもアクセス可)
【営業時間】
9:00~23:30 無休
【駐車場】
9台
【お問い合わせ】
0112717730
【その他】
・60席 全席禁煙