札幌諏訪神社は、「縁結び・夫婦円満・子授・安産/厄除開運/戦の神様」として、特に若い女性から人気がありましたが、コロナ禍から始まった花手水(はなちょうず)があまりにも綺麗なため、更に人気が高まりました。
札幌諏訪神社の花手水は、手水舎(てみずや、てみずしゃ、ちょうずや、ちょうずしゃ)にある水盤に花を浮かべるのみならず、色とりどりの傘や提灯も飾られていることから、ひときわ輝いて見えるのです。写真映えすること間違いありません。
冬季は水が凍ってしまいますが、春から秋までは定期的に花の入れ替えや追加などが行われ、訪れる人たちを楽しませてくれています。
2023年3月現在も花手水は続けられています。冬季は水が凍ってしまうため、雪の上に花を置く形で継続されています。札幌諏訪神社の公式Instagramで情報配信されていますので、参拝する際はご確認いただくと確実だと思います。
2022年以降の花手水の写真を随時追加しています。同じものは2度とありませんので、貴重ですよね。
1月中旬頃より凍り出し、花が氷に埋もれてしまうことがあります。
2月になると完全に凍ってしまうため、雪の上に花を置いています。
3月になると気温も上がり出し、手水舎の氷も融けて花手水が復活しました。
また、札幌諏訪神社は札幌駅から一番近い御朱印がもらえる神社でもあるそうです。月ごとにデザインが変わる御朱印も、魅力の一つですね。ちなみに、郵送での対応もしているそうです。
花手水とは
社寺では、参拝時に手や口を水で清める手水(てみず、ちょうず)という風習がありますが、入り口の近くにある水場が手水をおこなう場所で「手水舎」と呼ばれています。
従来から、野外の神事で水を使用できないときに、花や葉についた朝露で手を清めることを「花手水」といっていました。
そして、京都にある柳谷観音・楊谷寺(やなぎだにかんのんようこくじ)が、2015年に「歴史と四季を感じられる聖地にしたい、不安な現代にご利益と共に五感を通じて心に平安を」という想いからから、手水舎に生花を飾るようになり、SNSで広まっていったのが現代版の花手水だそうです。
参拝時に不特定多数の参拝者が手水舎の柄杓(ひしゃく)を持つことになりますが、2020年にはコロナウイルス感染症が拡大すると、多くの社寺で感染防止策として手水舎の使用を中止するようになりました。
そのような背景の下、各社寺は手水舎に花を飾り、コロナウイルス感染症の収束を願い、参拝客に少しでも訪れて欲しいとの思いから花手水を始められたそうです。
札幌諏訪神社の歴史
札幌諏訪神社は、明治10年に信濃(現在の長野)の人である上島正氏と、30余名が信濃よりが札幌に移住し開墾を始め、明治15年3月12日に官幣大社諏訪神社(現在の諏訪大社)の御分霊を勧請し、奉斎したことに創まります。
長野県の諏訪大社は、古事記の中にも登場する由緒正しき神社で、その起源は1500年~2000年程前とも言われています。札幌諏訪神社を含め、全国各地に諏訪神社が存在しますが、その総本社が諏訪大社です。
【住所】
札幌市東区北12条東1丁目1番10号
【お問い合わせ】
011-711-0960
【公式サイト】
札幌諏訪神社
https://www.sapporo-suwajinja.com/
【交通アクセス】
・交通機関JR札幌駅北口よりタクシー5分
・地下鉄東豊線北13条東駅より徒歩3分
・地下鉄南北線北12条駅より徒歩8分