YOSAKOIソーラン祭り(よさこいソーランまつり)は、北海道札幌市で毎年6月に行われる一大イベントです。
高知県の「よさこい祭り」と北海道の「ソーラン節」を融合させ、1992年に始まりました。
基本ルールは、以下の2つのみです。
①手に鳴子を持って踊ること
②曲にソーラン節のフレーズを入れること
鳴子は、高知のよさこい祭りで取り入れられているもので、もともとは田畑の作物を荒らす鳥を追い払うために使用されていたものだそうです。
ソーラン節は北海道の渡島半島(おしまはんとう)に伝わる民謡で、漁師がニシン漁の時に歌われていた「ソーランソーラン」という囃子詞(はやしことば)から命名されました。
衣装は着物や法被(はっぴ)などの和装を元に、各チームが工夫を凝らし、伝統を守った衣装、現代風にアレンジした衣装など多彩なデザインを見ることができます。各チームの個性が現れ見ているだけでも楽しめますね。
民謡ソーラン節の艶やかな歌唱に合わせ、踊り子たちの迫力ある演舞とが織りなし躍動する姿は、人々を魅了してやみません。
チームの人数は最大150人までで、札幌市内の約25の会場で独創的な演舞を披露します。踊りは、路上で地方車(じかたしゃ)を先頭にして前進するパレード形式と、舞台で踊るステージ形式の二つがあり、踊りの形式も複数用意されています。
大通公園西8丁目会場に特設されているステージは、セミファイナル・ファイナルの演舞が行われる中心的な会場となっています。また、大通公園南北2つのパレード会場では、北側南側全長500mにもおよぶ通りを会場とし、迫力あるパレード形式の演舞を観ることができます。他にも、北海道庁赤れんが前広場、サッポロファクトリー、近郊の地域のメインストリートなどで行われ、地域に根差したお祭りだということが伝わってきます。
YOSAKOIソーラン祭りは、1992年の第1回に参加チーム数10チーム、参加人数1,000人、観客動員数20万人で始まりましたが、その後、日本全国さらには海外にも広がり、徐々に規模が大きくなっていきました。そして現在では、約270チーム、27,000人の参加者と観客動員数約200万人が集う祭りへと成長しました。
2020年、2021年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止となりましたが、2022年には3年ぶりに再開し、札幌の街に活気が戻ってきました。
2022年開催の写真
2022年の演舞を最後に、惜しまれつつ活動を終了されたGOGO’S&クワザワグループ。素敵な衣装と躍動感あふれる演舞を披露してくれました。
セミファイナル優秀賞を受賞したグラフィックホールディングスpresents倭奏(わっか)。様々な和楽器と演舞の融合が魅力です。
優勝候補の一角、25回出場の新琴似天舞龍神(しんことにてんぶりゅうじん)。今回はファイナルに出場し、優秀賞を受賞しました。
倭奏(わっか)と新琴似天舞龍神(しんことにてんぶりゅうじん)の曲は、民謡日本一に4度輝いた 竹野留里 さん (ホリプロ所属)が歌唱されました。カラオケバトルU-18四天王として活躍したのち、2022年春に北海道から上京、作業療法士の資格を活かした病院勤務と、音楽活動・俳優業などの分野でご活躍されています。
以前からYOSAKOIソーラン祭りの歌唱に参加されていましたが、拠点を東京に移してからも参加されて嬉しい限りです。
<会場>
大通公園西8丁目ステージ会場を中心に、約25会場
<時期>
例年6月中旬
<観覧料金>
大通南北パレード会場および大通公園西8丁目ステージ会場は有料です。
詳細はこちら
YOSAKOIソーラン祭り 公式サイト 観覧について
<公式サイト>
YOSAKOIソーラン祭り 公式サイト
https://www.yosakoi-soran.jp/
⼀般社団法⼈YOSAKOIソーラン祭り組織委員会